繰り返すカンジダに悩んだ私が見つけた“ケアの選択肢”

「また、あのかゆみが……」出産後、何度もカンジダ腟炎を繰り返すようになった私。恥ずかしくて誰にも言えず、市販薬でしのいでいた日々は、正直つらかったです。清潔にしているのになぜ? ストレスのせい? そんなモヤモヤを抱えながらも育児に追われ、自分の体と向き合う余裕すらありませんでした。この記事では、私のようにカンジダに悩む方が“知っておきたい原因と対処法”、そして“自分を責めないでほしい理由”をお伝えします。

カンジダは“誰でもなりうる”症状

「性病じゃないの?」そんな誤解が多いカンジダですが、これは性行為とは関係なく誰でもなる可能性がある真菌感染です。もともと体内に存在する常在菌が、ホルモンバランスや免疫力の変化で異常繁殖してしまうのが原因。特に産後や授乳期はエストロゲンの低下や睡眠不足で免疫力が落ちやすく、カンジダにかかりやすい時期なのです。

繰り返す理由と“悪循環”

一度治っても、疲れが溜まったり、デリケートゾーンの環境が乱れると再発しがち。私も「治ったと思ったのにまた…」と何度も落ち込みました。さらに“清潔にしなきゃ”と石鹸で洗いすぎてしまい、逆に腟内の善玉菌まで減ってしまう悪循環に。正しいケアを知らないまま頑張るほど、症状が長引いてしまうんです。

“中から整える”という選択肢

婦人科で抗真菌薬を処方してもらうのが基本の治療ですが、私はそれに加えて“腟内環境を整える”という発想を知って変わりました。最近では、ラクトバチルス属の乳酸菌やビフィズス菌を含むサプリメントで腟内のpHバランスを整え、再発予防に役立てる方法も注目されています。私も継続的に取り入れたところ、かゆみや不快感が明らかに減った実感があります。

恥ずかしさより“快適さ”を大切に

カンジダに限らず、腟のトラブルは「誰にも言えない」もの。でも、恥ずかしさを我慢して悪化させるより、正しい知識とケアを優先したほうが自分も家族もずっとラクになります。婦人科の先生も「本当に多い相談です」と言ってくれて、気持ちが軽くなりました。

カンジダに悩むのは、あなたのせいではありません。体のサインに優しく気づき、自分に合ったケアで“快適な毎日”を取り戻していきましょう。