cfu(細菌の単位)って何?

CFU(Colony Forming Unit、コロニー形成単位)は、微生物、特に細菌や真菌の数を測定するための単位です。CFUは、1つの生きている細胞(またはコロニーを形成する能力を持つ細胞)から発生するコロニーの数を示します。これは、サンプル中の微生物の数を間接的に測定するために使用されます。
生存可能な細胞のみを測定
CFUは、生存していて増殖可能な細胞のみをカウントします。これにより、サンプル中の実際に増殖することができる細菌の数を反映します。
測定方法
・サンプルを希釈し、寒天培地などに塗布してインキュベートします。
・培養後、目視で数えられるコロニーが形成されます。これらのコロニーの数がCFUとしてカウントされます。
・結果は、サンプル中のCFU/ml(ミリリットルあたりのCFU)やCFU/g(グラムあたりのCFU)として表されます。
アプリケーション
CFUは、食品、医薬品、環境サンプルなどにおける微生物の数を評価するために広く使用されます。
CFUは微生物の実際の数を示すわけではなく、コロニーを形成する能力のある細胞の数を示します。そのため、実際の細胞数はCFUよりも多い場合があります。

監修:山下 能毅 先生(うめだファティリティークリニック 院長)
https://umeda-fc.org/